店舗の厨房フード、換気計算間違ってるかもしれませんよ
厨房の換気計算について
厨房用途の換気計算方法についてご紹介していきます。
換気計算の必要性
飲食店では厨房で調理をするのでしっかりした換気で空気を入れ換える環境が必要です。
特に飲食店では風量計算をしっかりとして厨房内だけでなく客席にも不具合にならないようにしっかりとした換気工事をする必要があります。
風量計算とはその店に合ったダクトや換気扇を選定するために厨房から出る熱量を計算して必要な換気量を計算するようにします。
建築基準法における換気の計算方法は、倫理排ガス量によって必要換気量を求める方式があり「V=NKQ」という計算式で必要換気量を求めます。
換気工事で風量計算しないデメリット
計算をしなくても大丈夫と思っている人も多くいます。
だいたいある程度のダクトや換気扇をつけておけば大丈夫という人も、風量計算をしないまま厨房工事、厨房機器を導入すると、換気量が不足して煙たくなる、冷暖房効率が落ちて光熱費が高くなる。
ファンの風量が見合わないと故障の原因になるというような不具合が出やすくなってしまう可能性がでてきます。
風量計算すると
厨房内の換気工事は風量計算をしっかりして厨房内の換気工事は風量計算をしっかりして出店費の予算を削らず設備工事にはしっかり予算をかけます。
風量計算をすれば快適な店舗空間が提供できるのです。
厨房用途の3種類の換気計算方法
1.換気回数による換気計算
厨房の換気回数の目安は40回から50回になります。
計算式 風量[m3/h] = 厨房面積[m3] × 天井高さ[m] × 換気回数(40~50)[回/h]
2.排気フードの面風速による換気計算
排気フードの面風速の目安は0.3〜0.4/sです。
この面風速により換気量が決まります。
計算式 風量[m3/h] = フード幅[m] × フード奥行[m] × 面風速(0.3~0.4)[m/s] × 3600
3.燃焼消費量による換気計算
燃焼消費量による換気計算はフードの有無、形状などにより計算式は変わります。
天井の高さがあるような厨房でない限り30KQを採用することが多いです。
計算式
排水口・排水筒(排気フードなし):V=40KQ
排気フードI型:V=30KQ
排気フードⅡ型:V=20KQ
フードの形状により厨房の換気量は変わる
火気使用する暖房機器の上部にフードなしで排気する場合、火気使用する暖房器具の上部にフードI型を設置して排気する場合、火気使用する暖房機器の上部フードⅡ型を設置して排気する場合など、フードⅡ型は排気口に向かってテーパーがかかった形状でフードを製作します。
フードI型の補修効率25%に対してⅡ型は50%としての計算です。
使用する厨房機器から直接的に煙突によって排気する場合、排気量はかなり少なく設定することが可能な形です。
フードと火元の離隔距離
火災予防条例で火元からグリースフィルターまでは1.0m以上とする決まりがあるので注意が必要です。
フードは換気量の計算上ある程度火元に近くないとなりませんがグリースフィルターは火災の可能性を考慮してあまり火元に近づけすぎないようにという意味になります。
厨房の排気量は最終的にフードの面風速を確保することで決まります。
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株式会社岸空調では、厨房ダクト、給気ダクト、排気・換気ダクト、空調ダクトや換気設備を行っている会社です。
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